91歳母、10月のサポート記録(2)
痛んだ腸を切除して、母は、栄養の吸収が良くなったのだろうか?
顔色も良く、顔つきも正常で、機嫌だけが悪い。
「隣のベッドで看護師さんが、
ご飯より甘いもんがいいんだけどねと言ってたがんに、お前甘いお菓子を買っ
てきてくれや。」
「糖尿病だから制限があるんじゃないの?
それに、隣の人の病状は、同じじゃないよ。」
「だって、看護師さんが甘いもんでも、
小豆が入っているといいんだって言ってたが。
小豆の入った和菓子ならいいこて。」
隣で同席の、相談員さんが早速看護師に聞きに走る。
「やはり、糖尿病なので、だめですね。」
「まぁ‥‥‥」
「シャインマスカットなら5~6粒いいでしょうか?」
相談員さん、また走る。
「シャインマスカットならいいそうですよ。」
「おれ、葡萄はあんまり好きじゃねえんだて。」
「ないよりいいでしょ。」
「・・・・・・」
「窓から、奇麗な○○山が見えるけど、もう見飽きたし。やんなった。」
「もうじき、初雪でもっときれいな山が見えるよ。」
「そんだたって、なんの "生きがい" もねえこて!」
(。´・ω・)ん?‥‥‥生きがい?
はたと困った! ならば、わたしの生きがい?‥‥‥人生を遊ぶこと‥‥‥
動けなくなったら‥‥‥‥
そもそも生きがいをもって生きている人が、そんなにいるの?
寝たきりが続き、TVも見なくなり、痛みが和らいで考えることが増え‥‥‥
快復したから、考え込む時間が増えた結果⁈
あんなこんなの不満に対処する時間は無い。
「そうだねえ。」の繰り返しで、聞くことに徹した。
あ~~~本題に入らなければ‥‥続