91歳の母からの伝言は‥‥‥
「洗濯もんを取りに来るときは、杖を持って来てくれ!」
「洗濯物を取りに来て」の催促から、1週間と経たずに次の催促。
回復の度合いが良くわかる。
内臓が、病院の数値の管理によって回復し、痛んだ腸を切除し、洗浄されたことで、栄養の吸収が良くなったと思う。
高血圧も、糖尿病も、管理された食事で安定し、痛みが緩和されたら‥‥
考えることは、「動きたい!」だろうなぁ。
だから、”杖⁉”
かなり驚いて、看護師に、介護認定5が下りて、10日ばかりでそこまで回復?と問い合わせたところ‥‥‥‥イレクター(高齢者向けの歩行器)を使った歩行練習を行っているとのこと。
要するに、動くようになる気満々!
1年前に、奇跡的かと思える回復をして、動けるようになったこと。
同様に、快復できると信じている。
そこは本当に、感動的に素晴らしい。
とはいえ、一人で暮らすには、程遠い。
そして、もはや、毎月1週間から1か月の滞在で母をサポートしてきたわたしの方が
冬に向けて、昨年のように頑張ろうなどという気力が無い。
ようやく施設に入所しても、行政関係を含めた雑用(今回人工肛門の設置で、ストマ装具の購入と給付金申請の手続きが増えた)は常にこなさなければならず、本人はその煩雑さを当然のことながら、理解できていない。
せめて、毎日母と向き合う日々からの解放は、認めてほしい。
母は、寒さと思うように動けないいらだたしさと、わたしの言動が気に入らない不満を募らせて、不機嫌になっていく。
1日中つけっぱなしのTVの音も、かなり苦しい。
実は、雪かきだけの問題じゃないんだなぁ。
子供は、親の所有物じゃないと、理解できない世代?かと思うが、
母とわたしは別の人間、わたしは充分に対応した、はず。