昔から、幼いころから、美しい女性は憧れ。
今も、奇麗な人には魅かれる。
男女問わず、奇麗な人には引き付ける力があると思っている。
羨ましかったのは、もう随分前で、整形することまでは考えない世代。
この顔形だから、わたしなんだなと、落とし込んだのは何時の事か?
小汚くなければいいが、今の心情 ( ´艸`)
窪 美澄著‥‥‥「夏日狂想」
この本の世界に居たら、わたしは主人公に憧れていた。
主人公は、誰もが認める「器量よし」として成長をしていく過程で、
目標を見出し、戦前の男尊女卑の世界を傍若無人(?)に突き進み、
打ちひしがれながら、自分に正直に、真摯に生き抜いていく様が、気持ちいい。
実は、表紙のイラストが奇麗で、手に取った。
ジャケ買いでなく、図書館でジャケ借り。
見た目に弱い! ( ´艸`) 以外に、この感覚でうまくいく。( ´艸`)
戦前戦後の女性の立場など、取るに足りない軽さに、悲愴感が漂う。
今でさえ、愕然としてしまう場面がある中、当時は表現する事さえ憚られたのかと
切ない。どれだけの年月を経たら、この悪しき感覚が消化されるのか?
わたしが生れる前の時代、こんな生き方を貫いた女性が存在したかもしれないと思うだけでも、今を生かされている事に感謝の気持ちが沸く。
生れたからには、後悔を最小限に、生きることを謳歌したい。
今からでも遅くないぞと。
人生の後半、しっかりと楽しみたい。
もちろん、あるがままを受け入れて、出来ることをこなす。
これも遊び(=学び)の一つ。( ´艸`)