独身で旅行業界にいた頃、添乗で京都の宿泊もあった。
一度だけ、祇園の旅館で宿泊し、自分が舞妓さんや芸子さんの姿を追いかけたく
舞妓さんや芸子さんがお座敷移動する時間帯に合わせて、
宴会を早めに切り上げたことがある。 (*´艸`*)
夜の街で、オーラが、際立つ。
身のこなしと、透き通った肌が陶器のように滑らかで、際立っていた。
そのあと、
花街の世界を覗くように瀬戸内晴美さんの描く花街の様子を何冊か読んだ。
今回目にとまったのは‥‥‥( ,,`・ω・´)ンンン?
あさのあつこ著‥‥‥「残陽の廓」
江戸時代の廓の世界を描いている。
が、色っぽいとは違う。
闇医者おゑん秘録帖‥‥‥ここに魅かれた!
舞台は廓であっても、なまめかしさは無く‥‥‥士農工商の理不尽さや、
人種差別、男尊女卑などのあらゆる分野の問題点や、
人としての器の広さや、立場や、もろさが、興味深い。
完成されていない人間の悲しさとか、滑稽さとか、そそられる。
加えて、犯人像を描きにくく、理由にたどり着いた時の呆気なさに、
人間の性(さが)を感じる‥‥‥(*´艸`*) こんなミステリーも素敵。