92歳の母、7月のサポート記録(3)
病院のご好意(?)で、最初の予定通りに息子の面会が叶った。
「まぁ!!!!! ○○来てくれたかや!」満面の笑み。
「あ~~ばあちゃん!久し振り!」
「随分痩せちゃったねぇ。」
「まぁ、いつの間にかこんがになったて。
痩せたいときには、痩せらんねかったのにのう。」
「こうやって、だんだんに消えていくんだこて。」
息子、言葉に詰まる‥‥‥聞きなれたわたしとの反応の違いが新鮮。
本来の面会時間は15分程度。
「この夏が誕生日だの。生まれたときは、こんがに小さかったがんに。
風呂から上げて、受け止めると、バスタオルで拭いて、
"おっきなれ おっきなれ" 言うて、足を屈伸させたこて。
あれあれって言う間にしっこをしての (笑)
その子がこんがに大ききなったのう。
おれが、こんがん風になるのも当然だこての。」
とりとめもなく母の話が続く。
久し振りのおしゃべりを心から楽しんでいる。
差し入れの小さなモモ果汁のゼリーを美味しそうに完食する。
入院時、担当医の説明時、今回と、有難いことに1週間に3回も母と会えた。
僅かな期間に、母の痛みが緩和されたのはわかるが
更に一回り小さくなった!
「あ~来てよかった。でもさ、もう危ないとか聞いていたから、
あんなにおしゃべりを楽しむとは思わなかった。
92歳で、しっかり話すし毒舌吐くし、見た目とのギャップが凄い。
っていうか、ばあちゃんめっちゃ凄い。」
「時間が作れたら、秋にも来ようかな。」
息子は嬉しい事を言って、帰っていった。
う~~ん、レントゲン画像の変化、身体の数値の変化と共に
母の病状説明を受けたわたし。
そして、母の変化を身近で感じてきたわたしは、
別れが近いと感じないわけにはいかない。
面会時間、30分越えには本当に感謝。