人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

「投身」

不穏なタイトル

そこに魅かれるわたしもどうかと思うが‥‥‥‥

92歳の母が「特養」に入所しても続く雑用と実家の管理を続けながら‥‥‥

それより前?

子供を持たなかった叔母夫婦を見送るまでの凡そ4年間のサポート中から、

自分は、どんな最期を迎えるのかと想像することが増えた。

 

どんな最期を迎えたいか?

「癌」を患って、余命宣告の中に生前整理をするのが理想かも?

叔母が「大腸がん」で弱っていく姿を目の当たりにし、癌が転移するごとに現れる症状に苦しむさまは、辛かった。緩和ケアとはいっても、症状が出てからの対処になる。

 

姑が100歳で老衰。

明るく気丈な彼女が、弱っていく自分の身体の状態を淡々と教えてくれる。

出来なくなっていく事柄が転がるように増えていったとき、彼女のようにふるまえる自信は無い。

 

今元気だった人が、いきなり事故で他界は‥‥‥切なすぎる。

 

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白石 一文著‥‥‥「投身」

想像を超えた最期に、絶句!

3人を選んで、自身の存在を植え付けるかのような行為は、本人の望む、存在を残す

ことにはならないだろう。いづれその3人も、この世を去るわけで‥‥‥

 

選んで了解を得た時点で、3人は彼と同類なのかもしれない。

 

わたしに言えるのは、こんなわがままは出来ない。

財力も、人間的な魅力も必要だから。

 

なにより、ひっそりとこの世を去りたい。

選択の余地は、ないか‥‥‥