92歳の母、1月のサポート記録(3)
わたしが病院に駆け付けた時
「なんだ、遅かったのう。」
「移動にお天気や雪の状態(大雪注意報が出ていた!)を確認して、
車が置ける場所を確保しなきゃならんからね。」
「もうこんがな世話がかかるばあさん、早いとこ死んでくれと思ってんだろ?」
「面倒くさくなって、ほったらかしにしてんだろのう。」
この憎まれ口‥‥‥‥母の切ない気持ちが伝わる。
確かに、弱りながらも元気でいた頃
「自分で何とかするから!」と気丈にふるまっていた頃、
母とわたし、何度も衝突があった。
‥‥‥クソババア~~‥‥‥‥と心で叫んだことも事実だ。
「どんな形でも、生きていてくれることで、支えになっている。」
正直な気持ちが言葉にでた。
「葬式の時に、来てくれた人にお金を包んでやらんきゃならんから、いくらづつ包んでどんだけ用意しようかとまごまごしてさ。」
「そうゆう夢見たの?」
「うん。」
「先生が何言ってた?」
「心臓が弱っているから、肺に水が溜まりやすいって。それで、酸素吸入で呼吸を楽にして、肺の水を抜くために、利尿剤の点滴をしていますって。」
「病気が良くなったら、洋裁をしようかと思って、ミシン買うのに10万はいると思ったら、大変だと思ったて。」
「10万じゃ、職業用のミシンは買えないんじゃないの?」
「いや、小さいミシンでいいて。」
「電気ミシンか‥‥‥‥使い勝手がいいのは、足踏みミシンだよね~。」
母が見た夢や、気がかりな自分の病状を穏やかに話す。
「退院の時は、来られないけれど、来月、又来るから。」
「そんがに来ないでいいて。冬は雪が大変なんだから。」
「運転気を付けて帰れや。」
( ,,`・ω・´)ンンン? やはり、入院の度にわたしに負担をかけている事、
申し訳なく切なく思っている。
長生きして、迷惑をかける自分を情けなく思っている‥‥‥痛いほど伝わる。
そうじゃない!母の役に立っていると思えば、頑張られるのだ。
居なくなると想像するだけで、その空洞が底知れず大きそうで‥‥‥(⊙_⊙;)