人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

心不全の終末期と、緩和医療

92歳の母、1月のサポート記録(2)

 

母の半纏やマスクを受け取りに、「特養」に出向く。

施設の次長(ナンバー2)から

「折角体調が良くなって退院しても、施設に戻ると具合が悪くなるのは、

施設での対応が悪いからでしょうか?

 

「いえ、もともとの持病が悪化しているだけで、酸素吸入や利尿剤の点滴で楽になっていますから、対応の良し悪しとは違うと思います。」

‥‥‥‥まぁ、施設のずさんな対応には、かなりの不満が溜まっています‥‥‥は口にしなかった。

 

母に荷物を届けに、ナースステーションに伺うと、担当医の「病状説明」も受けることになった。

 

  1. うっ血性心不全、慢性心不全
  2. 左室機能不全
  3. 重症僧帽弁閉鎖不全症
  4. 深部静脈血栓症の既往
  5. 糖尿病
  6. 脂質異常症

 

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末期の心不全で、終末期に入ったとのお言葉。

前回の入院時に言われなかった緩和医療の説明も加わる。

 

明らかに病状は進んでいる。

退院の可能性があり、仮に退院できても、また入院は確実。

 

「終末期に関する同意書」は、今回本人にしないでほしいと伝える。

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

「元旦の地震怖くなかったの?」

「なんにもおっかないことは無かったて。」

「昨日の地震だって大丈夫だったが。元旦でも昨日でも大分揺れたけど、

施設や病院の中だし、人が大勢いるからのう。それが良かった。」

 

他愛もない話をすることで、気持ちが楽にもなるだろう。

施設が不満でも、良かった点を口にすることで、気分が救われるかもしれない。

そして

「多分ね、気遣いする性格だから、自分ならこうしてやるのにと思うと、

出来ない介護士が歯がゆくなるんだと思うよ。」

「人手が足りないから、気持ちにゆとりもないだろうしね。」

「入所者の9割くらいが、認知機能が落ちているから、

同じように扱われるだろうしね。」

 

母のプライドが、ほんの少し落ち着いた⁈

車いすで、病院の中のコンビニに行きたいなぁ。」

(;゚Д゚)ええ~~ 退院できそうな気がしてきた (*´艸`*)‥‥‥