92歳の母、1月のサポート記録(2)
母の半纏やマスクを受け取りに、「特養」に出向く。
施設の次長(ナンバー2)から
「折角体調が良くなって退院しても、施設に戻ると具合が悪くなるのは、
施設での対応が悪いからでしょうか?」
「いえ、もともとの持病が悪化しているだけで、酸素吸入や利尿剤の点滴で楽になっていますから、対応の良し悪しとは違うと思います。」
‥‥‥‥まぁ、施設のずさんな対応には、かなりの不満が溜まっています‥‥‥は口にしなかった。
母に荷物を届けに、ナースステーションに伺うと、担当医の「病状説明」も受けることになった。
末期の心不全で、終末期に入ったとのお言葉。
前回の入院時に言われなかった緩和医療の説明も加わる。
明らかに病状は進んでいる。
退院の可能性があり、仮に退院できても、また入院は確実。
「終末期に関する同意書」は、今回本人にしないでほしいと伝える。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「元旦の地震怖くなかったの?」
「なんにもおっかないことは無かったて。」
「昨日の地震だって大丈夫だったが。元旦でも昨日でも大分揺れたけど、
施設や病院の中だし、人が大勢いるからのう。それが良かった。」
他愛もない話をすることで、気持ちが楽にもなるだろう。
施設が不満でも、良かった点を口にすることで、気分が救われるかもしれない。
そして
「多分ね、気遣いする性格だから、自分ならこうしてやるのにと思うと、
出来ない介護士が歯がゆくなるんだと思うよ。」
「人手が足りないから、気持ちにゆとりもないだろうしね。」
「入所者の9割くらいが、認知機能が落ちているから、
同じように扱われるだろうしね。」
母のプライドが、ほんの少し落ち着いた⁈
「車いすで、病院の中のコンビニに行きたいなぁ。」
(;゚Д゚)ええ~~ 退院できそうな気がしてきた (*´艸`*)‥‥‥