人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

眼を開けない母

92歳母、4月のサポート記録(5)

 


慢性心不全、腎不全で、限界に近い状態。

心臓にたまった水が、利尿剤でどこまで反応するかはわからない。

 

反応がなければ、緩和治療に移ることが良い。

 

昨年7月の入退院から5回目ともなれば、

医師の説明は最初に出向いた従妹だけになった。

確認のように、看護師が簡単に説明。

入院証明書等の書類説明も、ぞんざいな扱いに受け取れる。

今迄の担当医師は、移動?

 

‥‥‥‥まるで厄介者扱い⁈‥‥‥

これが最期の入院になる?

 

「この後、ご本人に会えますが、どうされますか?」

‥‥‥‥長距離を心配しながら運転してきた家族に言う言葉?‥‥‥‥

「会います!お願いします。」

 

「○○さ~ん、聞こえますか~」

「○○さ~ん、御長女さんが来てますよ~~」

「起きて下さ~い!」

今迄の声色を変えて、どすの効いた低い声で叫ぶ看護師 (⊙_⊙;)

 

驚くほどに憔悴しきった母は、目を閉じたまま

「んんん‥‥‥」

なんとか反応するものの、眼を開けることは無く‥‥‥

叫び続ける看護師!

 

「いや、もういいです。休ませてあげてください!」

彼女の声は、野獣が叫んでいるような?

そこまでひどくないか? よく言っても、怒っているようにしか思えない。

 

この沸き上がる不信感は、どこかに伝えたいと思わずにいられない。

患者に寄り添うことは学んでいない?

既に、終末期の母は患者扱いされないのか?

 

看護士への不快感と、母の衰弱加減が重くのしかかる。

今迄の入院時、衰弱していても、眼を開けて会話が出来た。

 

弟に再三メールするが、返答無し。

‥‥‥‥心配ながらも、不安と恐怖で、しり込みしている‥‥‥‥多分。

 

翌日の面会予約をして、病院を後にした。