丸山 正樹 著‥‥‥‥
「夫よ、死んでくれないか」
衝撃のタイトルは、そうっと手に取った(笑)
著者が男性で、年齢がわたしに近いとなると、一体どんな物語が展開されるの?
66歳で父が他界した時、母は心底ほっとしていた。
母だけじゃなく、多分親族を含めてご近所さんやら知人やら‥‥‥‥
今にして思えば、悪い人ではなかった。
夫として、父親として、経営者として、全く不適格。
母の友人など
「早く死んでくれればいいのにのう。」と平気で口にしていた。
本に登場する輩も、同様な部分が多い。
まずもって、この令和の時代に未だに家父長制感覚が根強いとか。
主導権は男にある‥‥‥‥男尊女卑感覚とか。
本人に確かな自覚も無く甘えが強く、それすら自覚無し。
ならば、男性だけが責められるかというと‥‥‥我慢してしまった女性側も?
我が家も同じだが、コミュニケーション不足が否定できない。
お互いに話を聞く耳を持たない状況になる前から、”きちんと伝える” 大切さを
知っていたらなと、強く感じる‥‥‥わたしは匙を投げているが‥‥‥‥
女性の生理を、男性が直接学ぶ時代が来たようだから、
男性のホルモンの暴走期の感情を学んだり、コミュニケーションの大切さを学ぶ機会が教育の場でなされたら、犯罪が激減するかもしれない。
殺人事件は半数以上が家庭内で起きている。
妻は夫に殺される確率って意外に多いらしいし、怨念が蓄積されて高齢で
妻が夫を殺害するケースも、存在する。
せっかく生を受けた人生なら、極力楽しい時間を共有したい。