人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

老健の現実?

91歳母、10月のサポート記録(4)

「入所にあたって、要介護3以上特養に申し込みしていただくことが、

条件になります。」

(;゚Д゚)ええ~~

介護老人保健施設の対象は、要介護1以上なのに‥‥‥

しかも、特養に申し込み?

重度の介護が必要な人たちの、特養入所待機施設?

 

厳しい(?)言葉は、介護士主任” からポンポン飛び出す。

  • なまじ、一人で頑張ろうと、勝手に動かれると、見守りが必要になります。
  • 動いたときに音がする機材を導入していますが、限りがあります。

   今は、全て使用中で、職員の数もいっぱいいっぱいです。

  • 高価なお薬を使われている場合、ジェネリックなどに変更可能か確認して、ダメならお断りします。
  • 今病院で、三食にアイスクリームと鯛味噌が付いていますが、糖尿病で心不全なら、こちらではアイスクリームも鯛味噌も出しません。好き嫌いが多いと、お断りします。‥‥‥等々‥‥‥

91歳の母が、一人暮らしが不能なので、とりあえずこの冬は「介護老人保健施設に入って、リハビリを続けてもらおうなんて考えていたわたし‥‥‥

 

‥‥‥リハビリを中心としたケアを行います‥‥‥は、週に2回です!と‥‥

 

介護主任の言葉から感じるのは、大人しく扱いやすい動けない高齢者⁈なら見てあげます‥‥‥な感じ。

彼女が「忙しいので、わたしはこれで。」と席を外し

相談員のお話になると、介護士主任との温度差?

「では、一応入所の手続きをして頂きます。」(。´・ω・)ん?

「まだ、介護認定の再審査の結果が出ていませんし、本人の気持ちが定まっていませんが?」

「わたしが実際に病院に伺って、医療者やご本人とお話をさせて頂きますから。」

 

益々、(。´・ω・)ん?

帰宅途中に気になって、ケアマネに電話を入れ、現状を相談。

なんて頼りになる方なんだ!感謝しつつ、母が入院中の院内の包括支援センターにいらっしゃることも幸いし、それとなく母に対応してくださるとの事。

 

病院は、救命救急を謳っているだけに、病状が安定したら退院を望む。

介護老人保健施設は、扱いやすい老人の一次預かりを望む。

 

いろんな方の立場を生で感じる1日となった。

本人の意向は、ほぼ無いに等しい。

彼ら曰く、「ごまかしがきく」‥‥‥認知機能の低下が大半‥‥‥

みんなの行く末なのに‥‥‥‥わたしも‥‥

 

 

 

ござ蕎麦⁈‥‥初体験

母と8月下旬に出かけて、閉まっていたお店に出向いた。

百姓の蕎麦屋というだけあって、いかにも百姓家!
父の実家が、わたしの幼いころ、こんな感じだった。

 

昭和の田舎の家。

空間を大きく取りながら、解放した4部屋にテーブルが5つ。

 

満席を避けた時間を狙ったら、およそ1時間、わたしだけ。( ´艸`)‥‥‥

 

ハーフ天ざる

一見普通のお蕎麦と、ござ蕎麦のハーフだけれど、普通に見えるお蕎麦も太い。

ござ蕎麦は、幅が1.2㎝位かな?

きしめんが好きで、普通のお蕎麦とござ蕎麦を食べ比べたかった。

この太さ、噛み応えは、初体験。ござ蕎麦だけじゃなく、食べ応え十分。

 

例えがあまりよくないが‥‥‥( ´艸`)‥‥‥

普通のお蕎麦が、まるで輪ゴム?

ござ蕎麦は、板ガム?

でもって、信州そばが大好きなわたしには、本当に二八蕎麦?

不味くはないけれど、片道車で30分余りかけてのリピートは無い。

蕎麦の香りが、わたしには判らなかった  (´;ω;`)

 

ところが

天婦羅がものすご~く、美味しい!

普通お蕎麦屋さんで頂く野菜の2~2.5倍の厚さ。

さつま芋が、ほっこりホクホクで!甘み満載!

さすがに、農家さん。自家製の野菜を贅沢に使っていらっしゃる。

人参もピーマンもでかい。

しめじも、大きさに驚きながらすでに頂いてしまった後で、

こんなしめじ売ってない!と気づく。

 

蕎麦だけでも、噛み応え十分で、お腹が一杯!( ´艸`)‥‥‥

ゴロゴロ野菜の天ぷらで、これまた十二分の満腹!( ´艸`)‥‥‥

 

蕎麦切後の切れ端のから揚げ、「蕎麦の香りがいいよ。」と出されて、

はち切れそうなお腹に、何とか収納。( ´艸`)‥‥‥

 

母を連れてこなくてよかった!

「こんがなかったいもん(固いもの)食べらんねこて!」と、

がとんでくる! ( ´艸`)‥‥‥

 

とんでもない静かな山奥の、お人柄がしのばれるユニークなお店に

ちょっと気持ちが、膨らんだ。

「お気をつけてお帰り下さい。」

も、嬉しい一言。

 

夕食はパスかなぁ。

好きな色を食べる

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道の駅で発見!

ガーデンハックルベリー

はじめてお目に掛かるが、その色と形に強く惹かれて「ジャム」にしたい

 

身体が喜びそうで、ワクワクが止まらず、母に勧めた「介護老人保健施設の件しっかりと納得させる策を練りながらのジャム作り。

 

灰汁が強そうだけど、あえて、重曹を加えてまで灰汁は取らない。

  • ただ、果肉を包む皮が厚めなので、10分ほど煮てから茹でこぼす。
  • 500gのハックルベリーに、200gのザラメレモン汁(ポッカレモン適量使用)で煮詰める。
  • 粗熱を取って、ジップロックに入れる。

 

色の変化が、美しかった。青紫色が、最終的には赤紫に変化。

濃厚な紫は、スチューベンやブルーベリーよりも  "濃い"  気がする。

 

お味は‥‥酸味よりも甘みが勝っている。ブルーベリーに似ているのに、味は違う。

名前にベリーが付いていても、ストロベリーやラズベリー、ブルーベリー等のベリー類ではなく、ナス課に属するらしい。どちらも、アントシアニン色素で一致。

 

これ、蕎麦粉パンにクリーミチーズと合わせたら、

赤ワインミディアムといいなぁ  ( ´艸`)‥‥‥

 

そして思った!

母の入所の後押しは、担当の医師にお願いだ。

なんてったって、母は権威に弱い。( ´艸`)‥‥‥

 

91歳母に、老健入所説明

91歳母、10月のサポート記録(3)

 

91歳の母の入院生活が、2カ月となった。

大腿骨転子部骨折の手術後、

3日後にS状結腸憩室穿孔の手術を受けて人工肛門設置

 

”成功率50%無いし、成功しても寝たきりだろうし、良くて車椅子。

しかも、認知機能の低下はあるだろうね。”

 

生死を彷徨う事を繰り返し、母が蘇った!

不平不満も憎まれ口も、健在。( ´艸`)‥‥‥

如何せん、筋力だけは‥‥‥いや!車いすでも凄いらしい‥‥‥

一人での生活は、無理。わたしが同居しない限り、帰宅は無理。

 

夫の衰弱。娘のホロー。言い訳を思い浮かべていた。

  • この夏もわたしはかなりきつかった。今、その我慢が身体に現れている。
  • その前の一冬は、もっときつかった。爪が変形したし‥‥‥
  • 何より、母自身もわたしのサポートは必要だけど、干渉されたくない。
  • 母が倒れたとき(この夏の骨折)支えることが出来なかった。体力的に、無理。
  • 冬に向けて寒いと動かない母は、もっと動けなくなる。
  • 毎日に雪かきは自信ない。
  • 吹雪の中を週2~3回の徒歩での買い物も、きつい。
  • 母が思うように動けないストレスをぶつけてくるのも‥‥‥

要するに、わたしの中で、今後これ以上自分の心身を犠牲にする気持ちが消えた。

やりきった感すらある。

 

相談員に勧められた「介護老人保健施設への入所。

‥‥病状が安定している人が自宅へ戻られるように、リハビリを中心としたケアを行い、医学的な管理のもとで、日常生活の介護や機能訓練が受けられる‥‥‥

 

母の不平不満、憎まれ口を飲み込んで、本当によく頑張ってきたことを讃えた。

「そ~言われると、大勢に身体を掴まれて無理やり喉に管を入れられて、

切ねかったのを思い出すの。」

「よ~覚えてねえわ。」

‥‥‥あんまり辛いと、記憶が亡くなるんだろうなぁ、逆に良かった‥‥‥

 

そして本題だ!

「自分の家があるんだもん、家に帰りたいこてね。」

「何とかなるて。」

対して、一人では生活が無理なこと。わたしが同居できない事。

諸々を伝えて‥‥‥納得。

「そんでも、そこに入る前に、1日でも2日でもうちに泊まりたいて。」

「そりゃそうだよね。」

‥‥‥(;゚Д゚)ええ~~ ごみ袋に突っ込んだままの母のいろんなものを何とかしなきゃ!‥‥‥

 

「外泊ですか?コロナ禍ですから、外泊は、無理かと思います。」

‥‥‥( ´艸`)‥‥‥良かった! 介護ベッド返却してあるし‥‥

 

「外出が可能かどうかを看護師長に確認してみましょう。」

相談員の言葉に、ホッと胸をなでおろした。

‥‥‥直行してください‥‥‥と呟く。

 

手強い91歳の母

91歳母、10月のサポート記録(2)

痛んだ腸を切除して、母は、栄養の吸収が良くなったのだろうか?

 

顔色も良く、顔つきも正常で、機嫌だけが悪い。

 

「隣のベッドで看護師さんが、

ご飯より甘いもんがいいんだけどねと言ってたがんに、お前甘いお菓子を買っ

てきてくれや。」

糖尿病だから制限があるんじゃないの?

それに、隣の人の病状は、同じじゃないよ。」

「だって、看護師さんが甘いもんでも、

小豆が入っているといいんだって言ってたが。

小豆の入った和菓子ならいいこて。」

 

隣で同席の、相談員さんが早速看護師に聞きに走る。

「やはり、糖尿病なので、だめですね。」

「まぁ‥‥‥」

「シャインマスカットなら5~6粒いいでしょうか?」

相談員さん、また走る。

「シャインマスカットならいいそうですよ。」

「おれ、葡萄はあんまり好きじゃねえんだて。

「ないよりいいでしょ。」

「・・・・・・」

 

「窓から、奇麗な○○山が見えるけど、もう見飽きたし。やんなった。

「もうじき、初雪でもっときれいな山が見えるよ。」

「そんだたって、なんの  "生きがい"  もねえこて!」

 

(。´・ω・)ん?‥‥‥生きがい?

はたと困った!  ならば、わたしの生きがい?‥‥‥人生を遊ぶこと‥‥‥

動けなくなったら‥‥‥‥

そもそも生きがいをもって生きている人が、そんなにいるの?

寝たきりが続き、TVも見なくなり、痛みが和らいで考えることが増え‥‥‥

快復したから、考え込む時間が増えた結果⁈

 

あんなこんなの不満に対処する時間は無い。

「そうだねえ。」の繰り返しで、聞くことに徹した。

あ~~~本題に入らなければ‥‥続

 

 

 

母が縮んだ

91歳母、10月のサポート記録(1)

およそ一ヶ月ぶりの母は‥‥‥縮んでいた

看護師が車椅子を押して、そこに居たのは縮んだ母

「わぁ~~元気になったね。」

(。´・ω・)ん?‥‥と母。

顔も身体もすっきり。

ずんぐりむっくりの体形は、2度の緊急手術を乗り越え、食事が出来なかった影響か?すっきり。炎症反応の為か、膨らんだように腫れていた顔も、すっきり。

 

S上結腸憩室穿孔で、命の危機を伝えられ、

「手術の成功確率は、50%ないです。40%もあるかな?運よく快復してもほぼ寝たきりでしょう。良くて車椅子で、認知機能の低下もあるでしょう‥‥‥」

(;゚Д゚)ええ~~(;゚Д゚)ええ~~

 

「91歳で、2度の手術を受けて、ここまで回復して、認知も無い方、なかなかいらっしゃらないです。」に変化。

(;゚Д゚)ええ~~(;゚Д゚)ええ~~

 

この生命力に、わたしは驚きと頷きが同居していた。

 

「まぁ~ここがな~がなった(入院が長くなって)ら、看護師がぞんざいになった!」

‥‥危篤状態が繰り返され、観察室で医師や看護師の見回りが多かった。回復してきたら、それに見合った対応に変わっただけなのに‥‥‥

 

「頭がこんがにぼさぼさで、みっともないて!」

‥‥3か月以上、カットしていない事が、気に入らない。誰も見ていないし、気が付かないのに‥‥‥

 

「着替えのカーディガンがねえから、シミが付いたの我慢してまいんち(毎日)同じの着てるこて。」

‥‥‥家にいるとき、毎日同じの着ているじゃない!‥‥‥

 

母からあふれ出る不満にとりあえず「そうだねえ」と頷きながら

この人、

本当に復活だ!!!! ‥‥‥( ´艸`)‥‥‥感嘆!

 

痛みをほっかほっかに

「歌ヨガ」の効果は絶大なうえに、「整う」感覚は、思いのほか気持ちいい。

ただ痛みを、完全に取り除くことが出来ず、

その原因が  ”凝り” なのか? ”冷え” なのか?

どちらにしても温めることが大事なはずと思い、

ネットで、軽くて暖かい毛布を購入し、10年来愛用の「ほっとパック」を引っ張り出した。


毛布は、わたしが馴染んでいる毛布の概念を超えて、驚くほど  "薄っぺら" 
本当に  "軽い!"

もっと驚いたのは、暖か~~いこと。

じんわりと暖まって来る。今までは、羽毛布団の上に毛布を掛けるので、

最初に布団に入る時、ひんやり感があった。無いのだ!この毛布のお陰で!

当然のように、痛みが軽減‥‥( ´艸`)‥‥‥

 

多分、こんな痛みって、整形外科に行こうかなどうしようかなを繰り返して、実際の疲れの蓄積に気づかないまま限界近くなって、医療に頼ってしまう高齢者が多い気がする。もっと、身体に目を向けないと‥‥‥

 

そして、春先まで愛用していた「ほっとパック」は、痛みの個所をピンポイントで温めてくれる。至福の睡眠時間が、忘れていた疲れを吸い取っていく。

 

わたし、こんなに疲れを溜めこんで、気が付かなかった!!!!

疲れが慢性化すると、これが当然になって、身体が悲鳴を上げるまで気づかなくなる。

頭で解っていたことが、実際に自分で体感すると、改めて、

「老化」を真摯に受け止める気持ちになる。

身体は、順調に老化している。

無理すると、自分だけでなくいずれは周りに迷惑。

母に伝えた言葉が、自分にも返ってきた。( ´艸`)‥‥‥

 

以前に増してメリハリ生活!

91歳の母を最期まで支えることは、使命だろうなぁ。(笑)