この夏の母との日々が終盤に差し掛かった。
”お仕事!お仕事!”と念じ続けて慣れてきた頃に送り届ける。
「もう、やんなったろう!(嫌になっただろう!)」と母。
解っているよ。母こそ帰りたくてしょうがないから出た言葉。
わたしは、嫌とか良いとかでなく、”お仕事”。
迎えにいった時点で、夏バテしていた母。
しかも、だるさは”マイコプラズマ肺炎”を罹患していたこともあった。
すっかり体調が整い、なにもかも娘にゆだねている事に
多少申し訳なさが感じられるようになったのかもしれない。
そして、こんな暑さこんな夏・・・秋風を感じ始めた。
帰りたいって事は、まだ一人で大丈夫と受け取っていいのだろうか?!
わたしには、その動きそのものが、ときに老化の極致に映る。