91歳の母、3月のサポート記録(5)
91歳の母は、ようやく退屈極まりない病院から脱出したものの‥‥‥
緊張と不安で、疲れ切って‥‥‥‥初日は食事が取れなかった!と。
そして、医療関係は家族にゆだねられる。
入所早々、介護タクシーの予約が出来る日時を確認して、かかりつけ医を訪問。
が‥‥‥やたらと混みあう内科医院。
前日にわたしは泣きついた!
「半年以上前に転んで骨折して、手術後に大腸憩室の穿孔で、人工肛門になりました。ようやく退院して、ショートステイ施設に入所し‥‥‥」
「で、明日福祉タクシーで、本人に付き添って10時位に来ますが、あまり待たずに診察をするにはどうしたらいいでしょうか?」
母の名前だけで通じた!
‥‥‥このクリニックが開院依頼20年以上通っていた‥‥‥
「どうされたのか気にしていました。」
「対応しましょう。」の言葉と共に、担当の医師とも話が出来た。
色んな人たちの助けが、本当に有り難い。
片道20分以上で、介護タクシー料金は往復7000円弱。
「思ったより、ずっと元気でよかった!」と医師。
「先生の顔を見たら、安心して涙がでますて。」と母。
母の安心を手に入れられたのなら、タクシー代はどうってことないか!
‥‥‥とはいえ民間救急車で約46000円。
今回のかかりつけ医への往復で福祉タクシー約7000円。
合計約63000円は、2カ月半の入院費に匹敵。‥‥‥
帰りの車内で、用意していた ”桜餅” を母にこっそりと渡した。
大事そうに食べる姿が、なぜか悲しかった。
もう一緒に暮らすことは無い。