涼しくなると、読みものが進む。
中山七里氏にはずれは無く、読後の満足感がもれなく付いてくる。
氏の作品を読むことで、弁護士=正義の味方 は無くなった。
依頼人にとって最良の結果をもたらす仕事。ホントにうなずける。
「復讐の協奏曲」今回登場の弁護士は、少年時代に殺人を犯した経験がある。
大抵は、感情移入して一件落着に安堵するが、さすがに殺人経験が無いので、今回ばかりは感情移入が出来ない。
謎が謎を呼ぶ感じ?弁護士本人が謎だからか、着地点が気になって、アッとゆう間に読み終える。秋の夜長にもってこいのストーリーだった。
一気に読みすぎて、少々残念。もっとゆっくりじっくり楽しんだらよかったと。
新刊が待ち遠しい。