卒寿を迎えてからというもの、母はすっかり気持ちが弱くなっていく。
「おれさあ、〇〇荘が菩提寺の真ん前だし、あのしょ(3歳上のお友達)もそこにするって言うからさ。そこに行くて。」(;゚Д゚)
「特別養護老人ホームに行くって決めたの?でも、要支援2で動ける人はダメでしょ。友達がいるからなんて、軽い気持ちで行くところ?そもそも、要介護3以上じゃないと受け付けてくれないんじゃないかな?」
「そんがん事ねぇこて。あのしょが、順番待ちだから、早く申し込んだ方がいい言うたがんね。」
そのお友達、すぐそばの施設と自宅を行ったり来たり。月に1,2回帰宅が許される(?)らしい。食事も、帰宅中に届けてるからいい人達だこてと。?????
早々に母担当のケアマネに来ていただき、内情を知る。
あ~~~なんという事でしょう?(笑) ケアマネとの温度差に?????だったわたし。
お友達は、ご主人に先立たれお子さんが居ない93歳。
足腰が弱って、自力では歩けず保護装置(見ていないので、母の言)を使用。視力もかなり弱っている。要介護3に近いか、1か2。そして、やむを得ない事由に該当!
特別養護老人ホームの空きを待ちつつ、小規模多機能ホームを利用しているとわかった。食事は、親切で届けてくれるのではなく、ケアの一環。
そして、要支援2の母は、当然、特別養護老人ホームの入所を希望しても、申し込みすらまだ出来ないと、理解した。動き続けられるようにと頑張ってきたことが、間違っていたかのように憔悴。
ただ、母は施設の現状を分かっていない。
もしかしたら、還暦を過ぎたわたしが、毎月サポートに帰省することを案じ始めているのかな?