「老い」を考え始めたのはいつか?
徐々に年齢なりの身体の不具合、まず‥‥‥‥
シミそばかす・皺たるみを気にしている頃は、まだ良かった!
母の老化を半ば笑い飛ばしている頃は、良かった。
足腰の衰えを感じ、股関節の違和感を覚えるころ‥‥‥‥
叔母夫婦の最期まで看取ることになり‥‥‥‥
ゆっくりと、10年位かけての緩やかな道のりになると、勝手に思い込んでいた。
あっけなく4年。
それは、坂を転がるように様態が悪化し、表面化していなかった病気が複合的に「死」を速めていった。
子供が居なかったことで、最期の準備は、着々と進められていた。
子供を持たない選択をした時点で、老後と最期の始末(⁈)のための貯蓄も怠りなかった。
なにしろ、お寺への「お経代」も記入が済んでいた。
この叔母夫婦の最期を看取り、母の介護が必要となった今、
「老い」は身近というより今だ。
そんな中で出会ったのは
「老後破産」長寿という悪夢‥‥NHKスペシャル取材班
これ、NHKの特番で見た気がする。ぎょっとしたのに、時間の経過と共に忘れていた。改めて活字で目にした方が、衝撃だった。
ごく普通に生活していた人たちの末路が、悲惨すぎる。
「生活保護水準以下の年金収入」およそ月に13万円に満たない年金収入。
夫婦だったら、持ち家だったら、地方の農家だったら、何とか生活できる。
が、夫婦のどちらかが無くなったり、大病を患ったり、子供がリストラで寄生したら
「老後破産」は目の前。
あらゆる落とし穴に満ちている。
「生活保護水準以下の年金収入」で生活している高齢者が半分近く存在する事実が悲しい‥‥‥‥母もその一人。持ち家と言っても、築60年の資産価値ゼロ屋敷。
おまけに土地は、建築基準法を満たさないから、家を壊したら、宅地ではなくなる負の遺産。
持病をいくつも抱え、足腰が弱り切っている。気力が弱り、理解力も落ちた。
わたしのサポート無しには、経済的にも体力的にも、生活できない。
わたしは‥‥‥‥そうだ、わたし自身も今後の年金を考えたら、
「生活保護水準以下の年金収入」!!!! (;゚Д゚)ええ~~と、どうする?