松原惇子著‥‥‥「長生き地獄」
赤裸々で、共感できるタイトル。
叔母夫婦を送り(最期を看取る)、今母をサポートして、実感している。
長く生きる苦しさは、蔓延している。
核家族・未婚・離婚・死別‥‥‥一人の老後。
高額施設でも、「監視され、管理されている。」
「見守り」ともいうが‥‥‥
叔母は「姥捨て山だ!」と嘆いた。(T_T)
娘(わたし)がいて、まだ動ける母を羨んだ。
経済的な余裕のない母は、施設に入った叔母を羨んだ。
ないものねだり。
どちらも、戦中戦後の貧しい時代を懸命に生きてきた。
経済的に豊かになろうが、節約を強いられようが、どちらの老後も?⁇⁇
筋力が落ち、骨密度が低下。足も腰も、膝も弱る。
日常生活に支障をきたし、老いを蔑む。
トイレが間に合わない。便秘と下痢。
洗髪が嫌になる、お風呂が怖い。洗濯も億劫で、干しっぱなし。着替えなくなる。
臭う!が、本人は気が付かない! (T_T)ご近所や友人と疎遠。
‘情けない‘ のオンパレード。必ず「老いる」が、老いが「悪」との捉え方が強い。
穏やかな、ゆったりした老後は存在しないのか?