タイトルに、仰天!
「七十歳死亡法案、可決」‥‥‥垣谷 美雨著
女史の作品には、何度も元気や勇気を頂いた。
「定年オヤジ改造計画」も、タイトルに魅かれて手にした。
「老後の資金がありません」に慌て「嫁をやめる日」に苦笑い。
「姑の遺品整理は迷惑です」に頷き、「四十歳、未婚出産」に納得。
「ニュータウンは黄昏れて」「あなたのゼイ肉落とします」「農ガール、農ライフ」
「避難所」‥‥‥‥
もう、わたしたち世代女性の憤りの代弁者!
「代理母、はじめました」は、
奇想天外に見えて、やはりよ~~くわかる。
そして今回の「七十歳死亡法案、可決」!
やってくれました! ( ´艸`)
七十歳って味噌だなと。六十歳では今の時代、早すぎる。
八十歳では、健康寿命を過ぎているので、現実的?
まだ、大丈夫だけど、その先は不安な世代を設定。この法案可決で、賛否両論。
年齢だけでなく、立場や環境で変化する。
過激なタイトルで、驚きつつも、頷けることのオンパレード。そして、落としどころは
‥‥‥( ´艸`)‥‥‥溜飲下がる。
解説文の
「介護はできるだけ他人に任せるべきだとつくづく思う。家族で引き受けようとするから、いろいろ無理が生じる。虐待だって起きる。」
「他人だから遠慮する。遠慮や気遣いというのは人間関係の潤滑油みたいなもので、それがないとギスギスしてくる。」
少し刺さった。
が‥‥‥‥プライドを良しとする90歳の母世代を納得させるのは、至難の業?
‥‥‥娘や嫁が担って当然‥‥‥感覚!
そして、「お金」の問題も大きい。
もっともっと、語られるべき課題の一つと‥‥‥