91歳母、夏のサポート記録(7)
丁度5年前。
「これが最後の【盆うち】にするて。」
メンドクサイ性格の母は、連れて行ってくれとは言わず、わたしが
「じゃあわたしも一緒に行くよ。」と言わせる。
この【盆うち】がくせ者(⁈)で、
「長野の【盆うち】はどんがだや?」と聞かれて (。´・ω・)ん?
「あのしょ(夫)は、【盆うち】のこと言わんかや?」 (。´・ω・)ん?
長野で【盆うち】も、夫の実家で【盆うち】も聞いたことが無い。
「まぁ、そんがんことも解らんかや!」
から始まって、わたしの無知をぼろくそに非難!
益々(。´・ω・)ん? う~~ん?
ネットで検索すると‥‥‥‥(;゚Д゚)ええ~~
【盆うち】は、新潟県のしかも特定の地域のみに存在する古くからの行事!!!!!
‥‥‥‥無知はどっちよ!‥‥‥と口にはせずに、解説したら‥‥‥
「まあ、そうだかや。」と、ふ~~んって感じ。‥‥‥こんなもんか‥‥‥
5年前、その【盆うち】に、連れ立って出かけた。
本来、嫁いだ女性がこの時期、実家の菩提寺に出向いて、お斎(精進料理)を頂く。
新盆を迎えるご家族が卒塔婆をしつらえる(だったかな?)。
母は、既に嫁いで半世紀越えだから、嫁ぎ先のお寺に出向く。
わたしが小学生の頃は、母の実家のお寺だった記憶がある。
夕顔の味噌汁が初体験だったことを覚えている。父が夕顔が嫌いだったから、母が夕顔料理を作ることは無かった。
こちらが五年前のお斎。ワカメとお豆腐に隠れているが、夕顔の味噌汁は健在。
味噌汁の上のお菜は、茄子だったかな?
アルミの中の赤は、トマトで、その下がポテトサラダだったような?
精進料理だから、早々期待はしていなかった。
畳に座っての食事が、パイプ椅子に変化。
驚いたのがそのプラスチックの容器!人手が足りないのか?時節柄?
もっと驚いたのは、そのお味!!!! 素材の味を生かした美味しさを(;゚Д゚)ええ~~
全てが、裏切っている‥‥‥‥(´;ω;`)
半分どころか、ほとんど食べられず、茫然。
これが最後の【盆うち】となり、暑さも加わり、なんだか悲しい1日だった。
食い意地が張っているわたし‥‥‥‥食事は美味しくありたい。