十年ぶりくらいに会った弟‥‥‥‥(;゚Д゚)ええ~~ 年取った!!!!
「凄い!年取ったよね。」病院のデイルーム(コロナ禍の特別な待機ルームに)で、隣の従妹に呟いた。
「わたし達だって、そう見られているよ。」
「そっか‥‥‥」
‥‥‥夜の9時、高速を何時間か(所要時間約5時間)飛ばした疲れも手伝って、マスクをしていても深いしわが解る。母が心配していた弟の腰も、痛みで(?)傾いている。
長年の喫煙の影響か?顔色がどす黒い‥‥‥(。´・ω・)ん?‥‥‥大丈夫?
母が麻酔で眠る中、部屋の準備が整って、様子を確認できたのは夜10時過ぎ。
帰宅して、彼はシャワーも浴びずに
「じゃもう寝る。」と。
翌日、傾いた姿勢は伸びていた。長年のデスクワークで痛めた腰や体調の話を聞く。
インプラント3本!‥‥‥まぁ、彼なりに頑張って生きてきた結果?
午後から母の様態を確認しつつ、必要書類の署名を終えると‥‥‥‥
「お寺行って来る。」
「オヤジの墓に線香あげてくる。なかなか、願いを聞いてくれねえんだけどさ。ついでに方丈さん(曹洞宗の住職の呼び名?)に会って来る。」
(;゚Д゚)ええ~~
「ろうそくと線香は、いつも車に入れてあるからさ。」
彼は4日間の滞在中、毎日墓参り。
実は、毎日仏壇にろうそくを灯し、線香をあげていたわたし。
「介護用ベッド、引き取ってもらおう。」
「いや、まだわからんし‥‥」‥‥‥‥快復しても、帰宅無理だと思うけど‥‥‥
「亡くなってからの片づけって、辛いから始める!」
「‥‥‥‥」
「亡くなったら、この着物を着せてほしいって言ってた。」
見向きもしない。
と‥‥‥‥
「全くダメってわけじゃないし、可能性はあると思うよ。」
「決めつけない方がいい。」
確かに、この7年位の間に、2回も驚きの快復を見せた母。
寝たきりになると言われて、2回も快復!
「長期戦に備えて、衣替えしてくる!」というわたしの提案に快く応じた。
実は、喪服も準備してきた。
戻ってみたら‥‥‥‥バーボンのボトルが1本空いてた。
言葉の端々、行動の一つ一つが、母を失いたくない彼の祈りにみえた。
解るよ。この夏、いつもより優しくできたわたしは、既に別れの準備をしていた。