病院からの緊急連絡を受けて、新たな母の主治医から病状を聞いた。
最初は整形外科(大腿骨転子部骨折)、次に外科(S状結腸憩室穿孔)、そして心臓機能の低下で今回は内科。
夜中の息苦しさの訴えから、2回の大きな手術で体力が落ちている中、傷口付近で炎症を起こしている可能性と、血栓が飛んだ可能性が考えらること。
それに対して、抗生剤の投与と、血液を溶かす薬の投与で、とりあえず安定したと。
そして、超高齢で心不全を抱え、大きな手術を立て続けに二回受けた身体の消耗から考えて、万が一「心肺停止」になったときの「延命措置」のお話。
もっと具体的に、病状を聞きたいし、延命措置によるデメリットを、対面で確認したくて、主治医と会う約束を取った。
ダメもとで、約束前に母に ”ストーマケア必要物品” を届ける際に
「母に会いたい!」を伝えた。
「少々お待ちください。」の後、「本当に特別です。」と。( ´艸`)
「娘さんに、会いたがっていましたよ。」(^///^)
10日以上前の相談員が撮影した母は、別人だった‥‥‥
「あっ!顔が戻っている!頑張ったねぇ。」
弱弱しい、かすれた声が帰って来る。
手を握ると
「まぁ、もう思い残すことはねえのう。」
「ええっ、○○(弟の名)にも会わなきゃ。」
「こんがに、心臓が弱っていたんだのう。2回も手術するんじゃねかったて。」
「わ~かい(若い)つもりでいたけどの。」
「えっ!いくつだと思ってんの?」
「2回しないと、もう死んでいたよ。」
「死んでいても、いかったて。」
「自分での、少しでも動かんねえと、ダメだの。」
「すぐ、眠ってなっていつの間にか寝てるて。」
まだTVを見る気にもならず、かなりの衰弱。
それでも会えてよかった!素直に嬉しい。‥‥‥‥ごめん、毒母だなんて思っていたこと。口にしたこと無かったけど‥‥‥‥
思いがけずに母に会えたことで、ほんの少し安定したことを確認できた。
2~3分が気になりつつ、看護士に声かけられるまで、手を握って会話し続けると‥‥‥
母がすっかり疲れた様子。
必要なものを確認して、帰路につく。安堵感、大きい。