今週のお題「最近おもしろかった本」
こちらも、最近読んで、ドキリ!
伊岡 瞬 著‥‥‥‥「朽ちゆく庭」
こんな家庭、都会ならばあり得るのだろうか?
田舎でも‥‥‥‥?
夫婦‥‥‥‥一番近い他人と教えてくれたのは、亡き姑。
新婚早々は、なるほどと思いながら、心通い合う仲になると楽観していた。
結婚34年目の今、真逆!!!! ( ´艸`)‥‥‥
お互い、全く解ってはいないし、今更まあいいか。
お互い、「悪い人間じゃない」ってこと「信頼関係」は構築したから。
が、我が娘はかなり前から(彼女曰く「わたしが小学生の頃から」)、我々夫婦の不協和音に気づいていた。
息子は‥‥‥‥( ´艸`)‥‥‥大分遅れて、しかも楽観視。
小説もまた、夫婦の子供が気づく。
不協和音どころじゃない!母親の不貞。(。´・ω・)ん? 死語かな?
そこから転がるように、歯車が狂い始め‥‥‥そこに気づくのは、最後。
幸せな家族は、ありふれているようで、もろくて少数派。
価値観が変遷していく今、わたしが望まない「家族制度」がきっちり存在する方が、
案外家族の幸せは、造成しやすいかもしれない。
”コミュニケーション” が唯一の救い!と思いつつ、
事なかれ主義がまかり通る世代に生きてきた、わたし達60代以降は、どうなんだろう。
生き物が全て「朽ちる」ように、家族も夫婦も親子も「朽ちる」ありきなら、当然かもしれない。
秋の夜長に、あれこれ思いを転がしてしまう内容。