施設を所用で訪ねた時、玄関でご婦人と一緒になった。
「ちょっとお訪ねしますが、こちらの施設はいかがですか?」
( ,,`・ω・´)ンンン?足元が少し不安な方で、多分私より一回り近く年上?
ご主人が、70代で要介護5であることから、施設への入所を考え始めたという。
現在、週一でのデイケアサービスを2回にしようとしたら、ご本人が嫌がったとか。
認知症状がないだけに、プライドが高いらしい。
とりあえず、尋ねられた今利用中の施設の感想をお伝えした。
- 施設に何処まで期待するかで満足度が違う。
- 認知症状があれば気が付かなくて済むことが多い。
- 窓口は、何処の施設も対応がいい。とくにこちらの担当者は素晴らしかった。
- 窓口の対応が素晴らしくても、実際に介護してくれる方は別なので、その方々の対応も、個人個人で違っている。
当たり障りが無い事を伝えつつ、”人手が足りない” 弊害は付きまとう!と‥‥‥
「特養」だから、サービスが行き届かないとかではなく、
わたしの叔母夫婦は、私立の施設で生活をしていたけれども、
費用がかかる分だけ期待が大きくなるせいか、対応に不満を持っていた。
「家族のために一生懸命働いてくれたのに、施設になんてと思ってしまいます。」
「一生懸命働くのは、当たり前のことです。
奥様も働いて見えたようですし、もし立場が逆なら、
ご主人にわたしを最期まで介護して!と思われますか?」
「共倒れになって、もっと周囲に迷惑をかける前に、施設を考えられるのは、
当たり前のことだと思います。」
「娘とか嫁とか妻とか、家族を介護のために生きているわけじゃないと思いますし。」
「行政を頼りませんか。」
最後は、熱くなっていた。
「あなたに話しかけて良かった。気持ちが軽くなりました。」
( ,,`・ω・´)ンンン? 自分を大切にしてほしくて、ついわたしの意見が顔を出した。
ご自身の体調も不安になって施設を訪ねられ、でも本来は妻の自分が介護しなければと心の葛藤が垣間見えて、そうゆう世代だけれど、時代は変わりましたよと、もっと優しい言い方が出来なかったかなと、反省。