夏川 草介 著‥‥‥‥「本を守ろうとする猫の話」
あれっ?これって大人に向けた童話?
タイトルからして‥‥‥‥( ,,`・ω・´)ンンン?
猫が、そんなことする訳も、出来るわけもないじゃん!
で、終わらせてスルー出来ない好奇心が、この本を読ませた?(笑)
読み進めるほどに、大人に向けた童話かなとか、ファンタジーかなとか
後半に進むほどに、これは社会への不満か?
紙という本の存在が危うくなって久しいことへの警鐘もあるだろうが‥‥‥
後半が、あったかい。
紙の本の存在危機を、祖父と孫の「本が大好き」人間の関係の中で語っていく。
小学1年生の夏休みに、読書に目覚め、虜になって半世紀を超えたわたしにとって
本は、無かったら、ここまで精神的に持ちこたえられたとは思えない存在。
自分では経験できない環境や体験を、時代を超え国をまたいで(?)
性別や年齢を超えて、垣間見ることが出来た。
その存在の素晴らしさは、求めたものにだけ与えられる特権みたいな気がする。
‥‥‥( ,,`・ω・´)ンンン?求めよさらば与えられん‥‥‥って感じ?
答えを求めて本を読むだけではなく、
読むことで、とりあえずに問題から、脳を解放してくれる。
50年とか100年とか、先のことはわからないけれど、本の存在は時代と共に、中身が
淘汰されながらも、存在し続ける気がする。
いわゆる本屋さんも、古本屋さんも、わたしにはパラダイス ♫‥‥‥
如何せん「眼」の状態にお伺いが必要となった事が、ちょっと悲しい。