あ
わたしの中の対抗心が?
「対決」という題名に反応したらしい。
誰と誰の対決?
きっちりと生きてきた女性同士の対決⁈
一見対決に見えて、同志にしか思えなくなってくる。
そしてこの本は、
月村 良衛 著‥‥‥‥「対決」
わたしと同世代に近い男性の著者⁉
今放映中の朝ドラ「虎に翼」で、これだけ女性は蔑視され差別され、女性自身
それに気づかずに甘んじてきた(?)ことを再確認させられているが、
司法とは別の世界でも、その戦いが繰り広げられる。
しかも初版が今年の4月。
令和の今も、戦後と変わらない場面がそこかしこに黴凝っているからこそ
出版されているのだろうし‥‥‥
唯一の救いが、60代男性の著者によって、女性の心理が事細かく表現されている。
真実が赤裸々に語られても、世間にあからさまに公表されることは無い中、
確かに女性を認める男性の存在が増え、着実に変化していることが実感できる。
戦後の当然をいまだに引きづる人達を責めることなく、
社会から葬られていくだろう憐憫は、申し訳ないが夫にも通じる。
ただね、高齢者になってしまったわたし、若い頃に感じたモヤモヤの回答が
今、目の前に現れても、遅い!!!!!
まんまの状態よりいいけれど‥‥‥
差別が無くなることは無いだろうけれど、それを”悪”と捉えて、
無くすような努力は、これからも続くことを祈るばかり。
久し振りに、無我夢中で完読!