「あのしょ(母のお友達)から、電話がきたて。」嬉しそうな母。
わたしが、買い物から帰宅早々伝えてきた。
「え~~良かったね。連絡が取れて。」
「明日、居るか居ないか解らんけど、とぼとぼ歩いて行ってみるかな。」
94歳のお友達には、既に家族が居ない。
ご主人はとっくに他界し、お子さんが居なくて、ご兄弟も他界。
足腰が不自由になり、要介護2。
特別な事例から、特養の空き待ちらしいのだが、なかなか‥‥‥‥
多機能ホームを利用しながら、生活している。季節ごとなのか、ホームの利用日が定まらず、おまけに母も3週間の入院生活後、本格的な雪の季節に突入。
お互いに身動きが取れない上に、電話になかなかでない!
何とか連絡がついて、久しぶりの再会!
いつも9時半ころまでベッドの中の母が、8時過ぎには起き出して身支度。
お友達との再会に、どのおやつを持参しようかと‥‥‥( ´艸`)
「お昼になったら、お弁当と、和菓子を差し入れるよ!」
「いやいや、そんがん事しねでいいて。」
「そこのコンビニで、パンでも買っていくこて。」
「(。´・ω・)ん? わたし、送っていく時に、コンビニなんて寄らないけど。」
まったく、この母は、嬉しいくせに断り続けて相手がそれでもするよ、を待っている。
遠慮している事を見抜けないと、後々
「弁当持ってくるって言ったくせに、やめた!」にしてしまう。
本音は、弁当位で、母が不在だと、窓全開で掃除ができる!( ´艸`)
外に出ることで、同年代と愚痴ることで、気持ちが晴れる!
片道わたしの足で徒歩5分。母には‥‥‥‥キツイ。
歩くという母を、片道車で送り、帰りは歩いてもらうことに。
帰宅コールで心配になり、外に出ると‥‥‥‥そろそろ、とことこ。
帰宅すると、肩で息をしている。これはもう、往復送迎かなぁ。
それにしても、年老いた二人、二人そろうと切なさがわいてくる。
色褪せた髪、しわが刻まれた顔、曲がった足腰。
命が悲鳴を上げている‥‥‥‥
穏やかな日々を願う。