91歳母、夏のサポート記録(23)
大腿骨転子部骨折の手術の経過は、順調!
手術翌日から、リハビリ開始‥‥‥(⊙_⊙;)
行っても会えないとわかっていながら、病院に通い、忙しいであろう担当看護師に母の様態を確認する。二日続けてリハビリを行い、尿道カテーテルは既に抜いてあった。
病院にいるなら安心と、帰路につく。いつもの道の駅で、車内ランチ。
と、病院から電話。緊急手術の必要と、命に係わる緊迫した状況説明。
即、駆け付けられるのは、従姉。
弟に電話連絡する。
今朝からの発熱を検査する中、腸に穴が開いているから、緊急手術が必要!
のんきにというか、ゆっくりと、下道を走ってきたわたし。高速、何処よ~~~
混乱する頭より、「眼」が捉えた、ナビ!!!!!入力。
走馬灯のように、今夏の母の様子が‥‥‥‥
いつもより優しかった。
いつもより優しくできた。
いつもより、外食を楽しんだ。
いつもより、とてもだるそうだった。
そして「ありがとう」の言葉。嗚咽を、こらえる。
危ない!
後の記憶がないまま、病院到着。
既に従姉が待機中。
母のベッドサイドで、新たな手術担当医の説明が、丁寧で解りやすい。
母の目の周りのくまが痛みの疲労感で、切ない。
こんな時なのに、ドクターの人柄に驚いている。
「S状結腸憩室穿孔」‥‥‥穴があいて、便がもれ‥‥‥炎症
「手術しなければ、痛み止めで、意識混濁の中すぐに亡くなります。」
声が出ない!
「手術に及んでも、心臓が弱っているので、全身麻酔に耐えられるか心配です。
腎臓も弱っていますから、術後に尿の出を促すために透析のような処置を取る必要があります。誤嚥性肺炎も起こしていますから、強制的に酸素を送り込みます‥‥‥‥」
が、91歳という高齢で、全身が弱っている。
持ちこたえられるかは、五分五分よりも低い。
(;゚Д゚)ええ~~本人にも説明があった!
「もう、これで逝かせてほしいて。」との言も、運転中のわたしと連絡が取れず
仕事中の弟の元へ連絡。確認。
「ここまで頑張って生きてきたんだから、もうひと頑張りしたら?」
「せがれにそういわれたから、頑張ってみるて。」
(;゚Д゚)ええ~~ここで、腑に落ちた!
母にとって息子は、男の子を授かるってことは、何物にも代えがたい「宝」⁈
娘は可愛くても、そのランク付けの場所が既に違っていた。
わたしに判断を仰がれたら‥‥‥困窮。従姉は、わたしなら手術を断ると。
う~~ん、お腹の中がその状態で‥‥きれいにしてほしいと、別の違和感。
これ以上つらい手術を勧めるのも酷。そう、判断を弟に委ねられて、ホットした。
術中の急変が怖く、従姉の存在が、心強い。
4時間ほどの時間の流れの中、弟がかけつけ、術後の母に対面。
強制的に酸素を送り込んでいるため、母の意識は無い。
とりあえず、手術は乗り越えた。
元気な時の母が拒否していたスパゲッテイ症候群だ。