91歳の母の入院に付き合うのは、いったい何回目だろうか?
甲状腺がんの手術時、術後は辛いし、ちょうど70歳で国民健康保険が1割負担になるのだからと、お風呂付の個室に入った。
20年前は、家族の付き添いを要求されて(?)いたのか記憶が定かでないが、わたしは個室のソファ(ソファーベッドとは言い難い!)で眠り、お風呂も拝借。
実家まで車で5分なのに、泊まり込んでいた。
さすがに白内障手術の時は、2泊だったので、大部屋(しかもぎっちぎちの6人部屋‥‥‥今は4人になったらしい)。毎日通った。
大腸からの出血で緊急入院になったときも、毎日通った。
毎日通い、本人の顔を見ることで安心できた。素人でも、快復具合は感じられる。
今回、母は2回の手術を2日間の間を開けただけで余儀なくされ、今なお危険状態。
当然のごとく毎日通う。が、面会謝絶。担当看護師に様子を伺う。
すると‥‥‥‥1週間もしないうちに、
「お見舞いされるご家族もかなり疲れるものです。(確かに!)土日はゆっくりお休みください。(金曜日でした!)」
暗に、拒否⁈
仕方ないから月曜日に
「飲み物の差し入れに来ました。」
「まだ、病院のとろみをつけたお茶です。冷蔵庫にも飲み物がいっぱいになっていますから。」
と、持ち帰り‥‥‥‥‥
「主治医から病状説明を聞かれたらいかがですか?少しは、安心されるかもしれません。」
そうなのだ、あの "イグアナ" に見えた母の顔。あまりにも人相が変わりすぎて、
感情の無いのっぺりした生き物に見えるってことは‥‥‥‥認知機能?
即座に依頼。
夕方には連絡を頂き、二日後に予約の1時間遅れで、説明を受けた。
何十年にもわたって、地域医療を支えてきた病院。途中、名称が変更されたとはいえ、
母はここで6回目の入院。実は、母自身もわたしも、あまりいい印象は無い。
なのに今回、救急搬送でかなり救急車の到着が遅れたり、病院への搬送に手間取っていたが、救急隊員の温かな声掛けや細やかな対応。
混雑する救急外来で、2時間も3時間も待たされ‥‥‥(。´・ω・)ん?
看護師や医師の言葉や対応が‥‥‥‥温かい。丁寧。
- 病院の体制の変化?
- コロナ禍での変化?
- 時代背景?
よくわからないが、とにかく皆さんの暖かさで、救われている。
主治医の説明は、分かりやすく、わたしが聞きたかったメモ書きを、彼はさり気なく見て答えて下さる。30分!ご自身のご両親の様子まで口にされた。(同世代?)
お医者様への意識が変わった!
つづく院内の、社会福祉士の案内も、分かりやすかった。
病状が落ち着いた段階で、入院中に介護認定の見直しをして、退院後の案内をして頂ける。いくつかの例を、まさに私が知りたかった情報をほぼ提供して頂けた。
"案ずるより‥‥‥‥ " だ!
素晴しい方々との出会いに、心から感謝!!!!
地域の責任者や、お隣ご近所に説明をして回り、一息。
これって母のお陰なのかもしれない。