91歳の母、夏のサポート記録(29)
母が庭に出る機会を作るため、少しでも慰めになったらと、今年の春に去年の朝顔の種を撒いた。
「ちゃんと、水をやってね。」と。
この夏、母の居室のベッドわきの窓から、よく見えた。
母の好きな青みがかった紫色が、夏空に際立っていた。
主が居なくなっても、晩夏を惜しむようにいまだに咲き誇っている。
実家には、母が居て当たり前だった。
母のいない家の中は、気の抜けた炭酸飲料。心許ない。
少し危機から脱しても、ゆっくり休まることは無い。
この秋に、朝顔の種を保存しても‥‥‥(。´・ω・)ん?
母不在のこの家に慣れることがあるんだろうか。
心の拠り所、大きかったんだ‥‥‥驚き。