秋から冬、日本酒が美味い。とにかく美味い。飲みたくなる。
家でじっとしているのが余り得意ではない。興味の赴く土地に出かける。お酒を頂く。
有名な銘柄のお酒を奮発してみたり、酒蔵をめぐってみたり。吟醸酒やまして大吟醸酒は美味くて当然だから、純米酒でその土地の米や水を感じてみたくなる
そんなことを言ってみたところで、3~5種も飲み比べるうちに酔って、解らなくなるのがいつものパターンだ。その土地でその土地のお料理を頂いて飲む、どの土地でも美味い。気候に合っているから当然だろう。日本て美味しい国だ。
年が明けると楽しみなのは、”立春朝しぼり”。字のごとく、立春の朝に搾ったお酒。生がさわやか。
それなのにアルコール度数が高いから、すぐにほろ酔い。このお酒でもうすぐ春を感じる。購入早々のお酒は、軽くて???だから振る。不思議と旨みが増す。本当は、1ヶ月位おいてから頂くといいのかもしれない。4号瓶を3本。1本目は振りながら空ける。2本目は夏まで冷蔵庫で寝かせる。3本目は秋まで寝かせる。同じお酒が、味を変えて楽しませてくれる。
もっと年を重ねて、食事がのどを通らなくなったらとっておきの大吟醸酒を点滴してもらおうかなと看護師に言ったら「それ違法ですから」「しかも入りません」まともに怒られた。
点滴にしたら、栄養がとれるだろうが酔いが回るだけで味わえないから、やっぱり口に含ませてもらうことにして、点滴はお断りしようと思う。
もちろんダンナ君には伝えてある。 続