母が他界して1カ月余りが過ぎても、彼女は常にわたしの側に鎮座!
「そんがに動くなて!」
「おまえは、動き過ぎなんだて!」
「ゆっくりお茶でも飲んで、一休みしねきゃだめだこてね。」
母の口癖が、わたしの動きをけん制(笑)
ならばと‥‥‥(*´艸`*)‥‥‥
大量に渡された服地を広げて、わたしに扱いやすいコットンを探し‥‥‥
図書館で借りたハンドメイドの中から、これまた楽~に出来そうなワンピースを選択。
溜め込んだカレンダーを使って型紙をとり、色鉛筆で布に印付け(笑)
思いのほか簡単に完成!
バックの空きを止めるボタンも母からの頂き物。
ご愛嬌に、娘からプレゼントされたピンクのカエルをポケットに張り付けた。
五分袖だけれど、見ごろがゆったりで、布に抑揚があるせいか、意外と涼しい。
あとの布地をどれだけ使いこなせるか、かなりの難題。
初回は、この夏活躍してくれそうなワンピースに仕上がって満足。
※実物は、こんな鮮やかなブルーではなく、落ち着いた紺色。
集中すると、時間があっという間で、父亡き後の20年余り、
母はお一人気ままな時を、お裁縫で満喫させていたんだなとニンマリ。
出来上がったブラウスやベスト、ズボンやコートを着て、
お仲間と温泉旅行を楽しんでもいた。
少し、体調が落ち着いているので、これを着て大阪の娘に会いに行こうかな?
わたしなりの母の供養は、位牌に手を合わせる事じゃない。