思い出したように手に取る著者の作品。
久坂部 羊著‥‥‥‥「砂の宮殿」
正解もなければ、善悪も無いのかもしれない。
これも資本主義が招いた問題の一つ?
とはいっても、資本主義を丸ごと否定しきれない。
育った環境や経験から学んだ事柄、立場や状況が違えば、正しさの判断が揺らぐ。
わたし自身現在、心不全末期の92歳の母が生かされているのは、
本人の生命力もあるだろうが、医学の力が大きいと思っている。
「オレはいったいいつ死ぬんだかのう。」
「あちこちの病院や施設を行ったり来たりで、もう疲れたて!」
どんな形であれ、会話ができる母の存在は、大きい。
ただ、足腰の自由が効かなくなって、一人で生活できない母にしてみたら‥‥‥
医学もどこまでも正しいとは言い切れない。
何処までも問題は尽きなくて、また立場が変わることで、
被害者にも加害者にもなり得る。
欲が絡むことで、もっとややこしくなってくる。
シンプルでありたい。
自身の判断次第で、幸せは手に入る気もする。
( ,,`・ω・´)ンンン? わたしはすこぶる単純だけど⁈