持つべきものは‥‥‥友達です!
久し振りに地元の友人と会い、久しぶりにお茶時間。
彼女は、この明るい農村にそぐわない感覚の持ち主で、なおかつわたしの彷徨いかけた感覚を軌道修正してくれる救世主でもある。しかもお酒好き。( ´艸`)
彼女が案内してくれたのは
「珈琲が美味しくて、ゆったりできるお店」
わたしは、どこであっても構わない。
現実から逃避して、他愛もない話が出来たらいい。
狭い路地を入って、存在の薄い建物だなと思ったし、オーナーのそっけない態度に何故かホッとしつつ、打ちっぱなしのコンクリートの殺風景な室内も、不思議な雰囲気だなと‥‥‥(;゚Д゚)ええ~~ 奥のソファ近くに
”ベルナール・ビュッフェ” の絵画!!!!!
かなり大きなサイズ。
しかも本物! 驚いた!!!!!
伊豆半島の小さな美術館で、初めて出会って、30年余り経っても記憶に鮮明なタッチ。
もう一度行きたいと思っていた絵画が目の前!!!!
震えたというのか、顔のゆるみが止まらない。
お借りしているという絵画の価値を、オーナーは最初よく理解できていなかったようだ。朴訥な説明が、清々しく、珈琲の説明も好感が持てた。
「シャープな味わい?」が想像できずに、紛争のイメージが強い「ルワンダ」の珈琲を選択。ついでに「キャロットケーキ」。
佇まいは、地味。
珈琲は‥‥‥( ´艸`)‥‥‥想像以上に、美味しかった。
苦みの中、コクの中に、透明感‥‥‥‥これがシャープなお味なんだろう。
初めての味わいなのに、すっきりで?透明感?で、シャープ。
キャロットケーキは、本当に久しぶりに美味しいケーキを頂いた!
シナモンの香りが高く、ココナッツの香ばしさも嬉しい。
ナッツとレーズンのバランスも絶妙だし、上にコーティングされたクリームチーズの酸味とコクが、ケーキの味を引き立てる。
どちらもリピートしたい。
こんな田舎町の路地裏で、こんなに丁寧な珈琲とケーキに出会えた幸せに、疲れが溶けていった。おまけに、友人の笑顔と、他愛ない話で肩の力も抜ける。
ビュッフェが描く背景画赤い赤いピエロは、黒を基調にしたタッチで、迫力あるけれど、程よい間接照明が、店内に溶け込んでいる。
一人でも、ビュッフェのピエロに会いに来よう。
「ソロ活アラ還」の場に最適!と、顔がニマニマ。