人生後半、遊び人

食べて飲んで、好奇心のまま動き回ることが大好き。

「腹が減って、寝らんね。」

92歳の母の、6月のサポート記録(1)

 

13日振りに母と面会。

「遅かったのう。」

わたしが高齢で、長距離運転の片道だけで疲れているなんて想像できない。

帰宅して、バタバタと雑用の日々を過ごしたことも、解るはずもない。

 

もうむっとすることも無く、

「そうかな?」

でスルー。

 

差し入れのジューシーなセミノールオレンジキウイを勢いよく食べる。

カスタードクリームが入ったふわふわの洋菓子もぱくつく。

夕食にと渡したきゅうりの浅漬けも完食。

 

「食べるもんがまずいから、食べねえかったら、

夜中に腹が減って寝らんねんだて。」(⊙_⊙;)

「麩菓子もチョコもねえなったし、飲みもんもちょうどたいたて。」

「あ~丁度良かったね。」

‥‥‥‥丁度なくなるぎりぎりに合わせて、来たんだよ‥‥‥‥とは言わない。

 

施設の食事が気に入らず、

かといって以前は病院食の方が美味しいと言っていたけれど、それも不満。

ひたすらわたしの差し入れを待ち続けた感じ!

 

ポツポツと自宅に帰りたいと職員に伝えてみたと話始める。

目を合わせない母(笑)

わたしが拒否するかとを伺っているんだろう。

「帰ってみたい?いいよ。

ただ、今年の羽蟻の大群はいつもの4倍は出た!

シロアリ駆除して畳を変えた部屋は大丈夫だけど、

その隣だよ。玄関からすぐの部屋は、先月気温が上がる度に4回でた。」

 

車いすに乗って二人に支えてもらってだと、床がぼこぼこしているから

重さに耐えられるかわからないけどね。台所は、もっとぼこぼこ‥‥‥」

「ふ~るい家だからの。」

「家に帰ってみたいこと、施設の人に頼んでみようか?」

「‥‥‥‥」

 

やるせないけど、現実だ。

滞在中、床が抜けないかと、ハラハラしている。